男性医師は恋人や奥様にジュエリーをプレゼントする機会もあるのではないでしょうか。
宝石をプレゼントしてもらうこと自体、女性にとっては非常に嬉しいものです。さらに「こんなこだわりを持って選んでみた」という思いが伝わると、より一層喜んでもらうことができるでしょう。
婚約や結婚など特別なシーンはもちろん、記念日や誕生日にジュエリーを贈られることは、女性として非常に嬉しいものです。ジュエリーが好きな方であれば自分でも購入しますが、やはり人からもらったものには愛着が湧くものです。
10代から20代の若い女性であれば、デザインを重視してあまり品質にはこだわらないかもしれませんが、年齢が上がるとともに"ジュエリーの品質"を意識する女性も増えてきます。年齢とともにだんだん目が肥えてきて、物の価値を識別する能力が高まってくるためです。
百貨店のジュエリーコーナーや宝飾店などでは、店員の説明を一生懸命に聞きながら選ぶ30代以降の男性の姿はよく目にします。せっかくの機会なので、年齢や贈る相手にふさわしい一品を選んであげたいものですよね。
「こんな観点で選んだよ」という思いが伝わると、より一層女性に喜んでもらえることでしょう。
貴金属を選ぶ際には、まず金属の種類についていくつかの選択肢が挙げられます。婚約・結婚指輪では大半がダイヤモンドですが、海外では華やかなゴールドを選択するカップルも少なくありません。
プラチナが使われている場合には、元素記号である「Pt」という表記を用います。 純粋なプラチナはPt1000と表記し、Pt950・Pt900と数字が小さくなるほど純度は低くなっていきます。
Pt950は純度95%、Pt000は純度90%を意味します。純度が高い方が良いと考える方もいるかもしれませんが、実は純度が低い場合には他の金属を混ぜているため硬度が高まります。
ゴールドは金色に輝き華やかな印象を与える金属です。ゴールドが使われている場合には、K24・K18・K14・K10という刻印が入っています。 純度によって数字が異なり、K24を純度100%として、K18では75%、K14では58.5%、K10では41.7%となります。
このときに混ぜる他の金属の割合によって色味を変えることができ、イエローゴールド(YG)・ホワイトゴールド(WG)・ピンクゴールド(PG)に分類されます。
好みや肌の色に合わせてどのカラーにするかを選択していきますが、イエローだと存在感がありますし、ホワイトだとファッションに合わせやすく、ピンクだと柔らかな印象になります。贈る相手をイメージしながら選ぶと良いでしょう。
ダイヤモンドは単純に大きければ良いというものでもなく、色味や透明度なども含めてトータルで価値が判断されます。できるだけ無色透明に近い方が美しくキラキラと輝き、実際に比較をしてみると輝きの違いは一目瞭然です。
国際的に使われているダイヤモンドの評価基準は、G.I.A(米国宝石学会)の国際基準が採用されています。これは"4C"と呼ばれ基準であり、次の4つの観点から評価されます。
⑴Cut(カット=輝き) ⑵Carat(カラット=重さ) ⑶Color(カラー=色) ⑷Clarity(クラリティ=透明度)
カラーはDが最上級で、E・F・G...とアルファベットが後ろにいくにつれてグレードは下がります。DからFは無色、GからJはほぼ無色、それ以降はだんだんと黄色味を帯びていきます。
クラリティについては内包物の量で判断されますが、"VVS1"または"VVS2"はVeryVerySlightlyIncludedの略であり、ごくごく僅かな内包物しか含んでいないことを意味します。
それに次ぐグレードの"VS1"または"VS2"はVerySlightlyIncludedを意味し、ごく僅かな内包物を含むことを意味します。クラリティについては、このあたりだと透明度が高く美しいです。
医師の方がジュエリーを選ぶ際には、少なくともこうしたグレードの分け方があるという知識があるだけで、充実した贈り物選びにつながることでしょう。 別なシーンでは、ダイヤモンドの種類にもこだわって選んでみましょう。
ジュエリーには品質を左右する様々な要因があります。少しジュエリーに関する知識があるだけで、ジュエリー店での贈り物選びも充実したものとなります。
女性にジュエリーを贈るときには「ダイヤモンドの透明度にこだわってみたよ」などと伝えると感動も倍増することでしょう。