近年、様々な健康グッズが考案され、店頭やインターネット通販にて販売されるようになりました。
今回は、医師が体への負担を軽くするために役立つおすすめの健康グッズをご紹介していきます。毎日の業務は気力と体力の勝負になりますが、少しでも負担を減らせるようなアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。
多くの病院で電子カルテが導入され、もはや当たり前のように使われるようになりました。診療の記録だけでなく、紹介状の作成なども含めて医師がパソコンに向かって入力作業を行う時間も増えました。
そういった事務作業が多い医師は、手関節〜前腕の疲労感を覚えたことのある方も多いのではないでしょうか。最近では、上肢への負担を考慮したアイテムが販売されています。
手首を乗せるためのリストレストがついたタイプのマウスパッドもあれば、すでにお持ちのマウスパッドと合わせて使うためのリストレスト単体も販売されています。キーボードを使うときにも手関節を背屈位にキープしなければならないため、長時間の作業では疲れが溜まりやすいですが、キーボードの前にリストレストを置いて使う人もいます。
コンピューター周囲の環境をより快適になるように工夫してみてはいかがでしょうか。
長時間にわたり連続して座り、診察を続けていると体幹の筋も疲労し、姿勢が悪くなると腰椎への負担も大きくなります。
診察で長時間椅子に座ることが多い医師は、座面マットを工夫してみることをおすすめします。座面マットには様々なタイプが販売されていますが、医師の場合は座った姿勢でパソコンを操作したり、椅子ごと患者へ近づいて診察します。
座位姿勢とはいっても運転中のように同じ姿勢で座りっぱなしというよりは、重心を移動させて動きを伴うことが多い点が特徴的です。低反発の沈み込むタイプの座面マットよりは、ある程度動きに追従してくれるゆりかごタイプのマットなどがおすすめです。
実際に診療医の中にも使用している医師もおり、身体への疲労が軽減されるとして活用しています。特に加齢に伴って腰痛は生じやすくなるものなので、若いうちは予防的に使い、年を重ねてからは負担軽減のために使用してみてはいかがでしょうか。
医師は日々のハードな業務で、心身ともに疲れが蓄積する傾向にあります。疲労回復には質の良い睡眠をとることが理想的ですが、寝具にこだわってみるということもおすすめです。
医師が開発した「お医者さんの快夢まくら」のようなアイテムなど、睡眠中の頭や首、肩への負担を論理的に考えて作られた製品もあります。
人間は人生の1/3を眠って過ごすといわれていますが、医師の場合はもう少し睡眠時間が短くなるかもしれません。睡眠の質は年齢とともに低下していくといわれていますが、入眠がスムーズにいかない人はリラックス効果のあるBGMを聞いてみることもおすすめです。
特に最近は自然界に存在する小川のせせらぎやそよ風、ろうそくの揺らめきなどにあるような「1/fゆらぎ」が注目を集めています。特徴的なゆらぎはリラクゼーション効果があるとされており、夜寝る前にネイチャーサウンドで安らぐことも有効でしょう。
睡眠時間が短くなりがちな職業だからこそ、睡眠の質にこだわって工夫してみることも有効でしょう。
医師が疲れを軽減し、リフレッシュするためのアイテムとしておすすめできる健康グッズをご紹介しました。
物の力を借りながら負担を軽減し、日々の忙しい業務に当たってみてはいかがでしょうか。理にかなったアイテムで少しでも体に疲れを溜め込まないように対処してみましょう。