毎日の業務に追われる医師は、デンタルケアもおざなりになり、最低限のケアになってしまいがちです。
デンタルケアが不十分だと、口臭が発生してスタッフにも患者にも嫌がられてしまう恐れがあります。今回は、忙しい医師でもできるデンタルケアのアイデアをまとめていきます。
医師は診察や処置のために患者との距離が近くなることがしばしばあり、「自分の口臭、大丈夫かな......?」と思った経験のある方もいるのではないでしょうか? 特に歯科医師は患者の顔との距離が近くなることから、口臭対策を意識して行っている人が多いです。
医師の場合も、口臭がきつくなればマスクをしていても臭うことがあるので、適切なデンタルケアを行って口臭予防をしていくことが望ましいでしょう。
患者や職場のコメディカルから「あの先生は口臭がきつい」などと思われていたら嫌ですよね。多忙な業務の合間になかなか本格的なデンタルケアは取り入れることが難しいかもしれませんが、手軽にできる対処法でお口のケアも行っていきたいところです。
日々の業務が忙しくても、デンタルケアは何らかの工夫をして効率的に行っていく必要があります。口臭対策でできることはたくさんありますが、その中でも最も簡単で効果が期待できるものをピックアップします。
まずは、毎食後は必ず口をすすいで、食べカスから雑菌が繁殖したり悪臭が出るのをおさえることをおすすめします。
最近は健康志向の高まりからお昼休みに歯磨きをする人も増えましたが、歯磨きが難しくても毎食後にガムを噛むことを習慣化できると効果的です。ガムはコンビニなどでも買えますが、一度に2粒など噛みたい人はボトルで購入したあとジップロックなどに入れてポケットやかばんに持ち歩くようにすると、空き時間に噛みやすくなるのでおすすめです。
ガムを噛むと唾液が分泌され、口の中の食べカスもある程度洗い流してくれます。ちなみに、虫歯予防の観点からガムはキシリトールが多く入ったものがおすすめです。市販のガムはキシリトールが50%ほど含有されていることが一般的ですが、歯科専用のガムはキシリトール100%であることが多いため、より効果的にデンタルケアができることでしょう。
歯科専用のガムを買いに歯科へ足を運ぶのが面倒に感じる方もいるかもしれませんが、最近はインターネット通販で購入することも可能になっているので忙しい人もボタンを押して手続きを進めるだけで手に入れることができるでしょう。
デンタルケアを目的としたアイテムにはバリエーションがあり、便利で使いやすいものも多く存在します。
舌についた白い舌苔(ぜったい)が口臭の一因となることは想像に難くないです。舌用のクリーナーを使って、粘膜を傷つけない範囲で舌苔を軽く取り除くことは簡単で、虫歯や口臭の予防に効果が期待できます。
人前で使うのは恥ずかしいかもしれませんが、朝・晩と自宅でケアするだけでも随分と口の中の不快感が変わってくるでしょう。口臭を予防するだけでなく、虫歯の予防にもつながり、さらに口の中の不快感まで軽減されるのでおすすめです。
そのほか、歯磨きを念入りかつ効率的に行いたい人は、電動ブラシなどのアイテムを活用することもおすすめです。
毎日の生活が忙しいと、どうしてもデンタルケアは適当に表面を歯ブラシで磨いて終わりという方も多いのではないでしょうか?
忙しくても工夫次第では効率的なデンタルケアを実現することができます。実践できそうなアイデアがあれば、毎日のルーティーンとして取り入れてみてはいかがでしょうか。