近年、共働き世帯が増えて、育児に参加するパパも増加してきました。育児参加を通して、パパも学びを始めてみようとチャレンジするケースが増加しています。
最近は、育児中のパパもスクール通いする"子けいこパパ"がトレンドとして注目されています。今回は"子けいこパパ"とは何か、その魅力についてご紹介します。
共働き世帯が増え、昔は女性が中心に行っていた育児にもパパが増加するようになりました。子育てをする男性は「イクメン」と呼ばれるようになるなど、社会的に男性の育児参加のあり方が変化してきている様子がうかがえます。
子供の育児の一環として、パパが子供の習い事の送迎をするケースも増えてきました。子供が習い事を頑張る姿を見て、何か学びたいと感じるパパが増えてきているようです。大人になってからは毎日の仕事や子育てで精一杯で、何か新しいことを学ぼうとする気持ちが薄れてしまうものです。
ところが、子供の姿から刺激を受けて、何かに挑戦してみたいと感じるパパが増加傾向にあるのです。
女性の場合は、大人になってからも様々な習い事や教室に通って余暇を過ごすこともあるでしょう。
例えば、ヨガやジムに通って体を動かしたり、他にもフラワーアレンジメントや着付、料理を習いに通う方も少なくありません。
女性の場合は仕事をしていても、休日や仕事後の時間を利用して何か活動をしてみる方も多いのです。一方、男性の場合は、何か学び事をしている人は少ないという印象がありますよね。
ところが、何か学び事や習い事を始めたいと思っているパパはなんと「4割」もいるのです。半数まではいきませんが、それに近い数のパパが何かに挑戦したいと考えているのです。
費用や時間の問題を理由に新規の活動をチャレンジすることには至らないことが実情ですが、最近では子供の学ぶ姿に触発されて、習い事・学び事を始める"子けいこパパ"が増えてきているようです。
子供の影響を受けて、パパが始める習い事・学び事の範囲は幅広いです。
子供と同じ習い事をするパパも多いですが、自分のやってみたいことを習う方もいるので、習い事の内容や様式などもケースバイケースです。
子供と一緒に習い事や学び事をするときには、ピアノやトランペットなどの楽器を習って自分の趣味を広げたり、親子で空手教室に通って家で特訓するなどの例があります。子供と共通の習い事をすることで、親子での会話が増えたり、コミュニケーションのきっかけになることも多いでしょう。
また、子供と同じ教室で習い事をすれば、子供を待っている間の時間を有効に使えると考えるパパもいます。確かに親子で一緒に習い事をすれば、送迎と自分の習い事を兼ねて行うことができるため効率的ですね。
中には、子供と同じ習い事・学び事にはこだわらず、カウンセリングや英語など、思い思いの勉強をするパパもいます。こうして学んだことは子育ての様々な場面で役立つことも珍しくないので、「習い事・学び事」は百人十色ともいえますね。
"子けいこパパ"では、子供の頑張る姿に影響を受けてパパが習い事・学び事を始めることを指します。しかし、逆にパパの頑張る姿が子供に良い影響を与える側面もあり、好循環が生まれるかもしれません。
パパが育児を通して習い事・学び事に関心を持つケースは増えてきています。
普段仕事が激務でも、子育てと息抜きを兼ねて子供と同じ習い事を始めてみるということも方法です。
パパが新しいことにチャンレンジする姿は、子供にとっても刺激的なものとなることでしょう。