医師は365日が仕事といわれるほど業務が多忙です。そんな多忙な医師が幸せを築くためには、どんなコツが必要なのでしょうか?
今回は医師が幸せな家庭を築くためのポイントをご紹介します。
必ずしも当てはまるわけではなく、最終的にはケース・バイ・ケースといえますが、基本的な心構えについて記載していきます。
医師の業務は多忙で、急な呼び出しもあり不規則になります。
当直の必要がある病院に勤める場合には、なおさら不規則な生活リズムになっていきます。そうすると身の回りのことをこなす時間とエネルギーがなくなる傾向もあり、バックアップしてくれるようなパートナーを見つけることをおすすめします。
これは男性医師・女性医師、どちらの立場でもいえることになります。サポートしてくれる人と家庭を築きたいという考えのもと、男性では結婚相手として女医やキャリアウーマンよりも専業主婦を選ぶことが多いです。
女性の場合も、男性医師と結婚する人より一般のサラリーマンや医療従事者と結婚することの方が多い傾向にあります。ただ、仕事をしながらであっても、ある程度身の回りのことは自分でできるという医師は、精神的なサポートに重きを置いて同業種との結婚を選ぶ人もいます。
いずれにせよ、医師の仕事はハードワークになるため、物理的・精神的に必要なサポートが得られる人と結婚することが多いようです。
どんなに円満な家庭でも、医師としての忙しさが理由で、家庭内のトラブルが起こることもあります。
多忙さで家庭における役割を遂行できなくても、相手を責めたり、あるいは責められたりするのではなく、問題を共有して解決していく姿勢が幸せな家庭を築くコツです。
その点では、何か嫌なことがあったときに感情的になって憤慨してしまうような人よりも、きちんとディスカッションができ、問題解決に向かって動くことができる人がパートナーである方がうまくいきやすいです。
人と人との共同生活で、さらに医師というハードな仕事をしていれば、当然摩擦も生じることがあります。そんなときに冷静に問題点を抽出し、解決に向けて建設的に行動していけるかどうかがカギとなります。
家庭でよくある不満としては「家事をしてくれない」といった種類のものが多くなります。共働きで家事に割く十分な時間とエネルギーがなく、家事の押し付け合いのような形になっている場合には、家事代行などの資源を使うなど工夫が必要です。
日本では家事手伝いの方を雇うことは一部の富裕層が行うことというイメージが持たれますが、海外の先進国では共働き世帯ではそういった人材を利用することも一般的にあることです。例えば、月に1回であったり、週に1回であったり、自分たちの生活スタイルに合った頻度で家事を手伝ってもらうと、ストレスフリーな生活に近づけるでしょう。
医師の仕事がどんなに忙しくても、子育てと家事にはどんな形であれ関わることを推奨します。
全く関与しない状態と、少しでも関心を持ち、関わりを持つ状態では大きく異なります。どんな物事でも進めていくときには、0と1の違いというのは大きいのです。
とはいえ多忙な医師が時間を捻出することはなかなか難しいかもしれません。
ただ、時間を捻出しようという意思や心がけが家族に伝わるだけでも、家族にとっては喜びとなるでしょう。自身の感覚としても、家が眠るだけのところではなく、憩いの場と感じることができます。
具体的に時間を捻出する方法としては、昼休みや休憩時間に事務処理などできる作業を少しでも進め、帰宅時間を10分でも20分でも早めることが挙げられます。
また、医師の世界では飲み会も多く、医師がストレスを発散する場となっていますが、重要な接待ではないときには時々お誘いを断って帰宅するなども有効です。
日本には"頑張ることが美しい"という価値観や風潮がありますが、仕事と家庭のバランスを保ちながら生活することも人として大切なことです。
多忙な医師は生活をバックアップしてくれるパートナーを見つけることが理想的です。
また、家庭での問題は共有して解決し、家事や育児にわずかでも携われるように時間を捻出する姿勢を示すことが大切です。
実際に時間を捻出できるかよりも、そういった心構えでいることが家族に伝われば幸せな家庭を築くことにつながるでしょう。
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