診療については集中力だけじゃなく体力も使います。なんだか思ったように進められないと思ったら補食をとるのがオススメです。補食は栄養補給の効果だけではなく、血糖値が安定するため集中力を高めることができ、適度な疲労も軽減することが可能です。
ここでは診療の合間にサッと食べることができる栄養補給のための補食についてご紹介します。
まず補食として重視したいポイントはサッと食べられること、消化吸収が早く栄養補給に適した食品、デスクやロッカーなど常温でも保存が利くものが良いでしょう。診療の合間に食べられるものなのでスピーディに食べることはでき、消化吸収が早いことは必須です。
もし重めの補食をとる場合は時間を開けることが大切です。また冷蔵庫などがあれば保存環境として最適ですが、環境によっては個人では使うことができない場合もあるので常温保存ができるものが好ましいでしょう。
診療の間で少し時間のあるときは炭水化物と野菜ジュースや100%のオレンジジュースなどをとるのがオススメです。ビタミンやミネラルを栄養補給できるジュースとパンやおにぎりなどの炭水化物でしっかりと集中力を保持することができます。
基本的には炭水化物と水分を摂取することが効果的ですが、消化に時間のかかる油分の多く含まれたものはとらないほうが良いでしょう。一例ですがケーキやサンドイッチ、フライドポテトやカップラーメンは補食にはオススメできません。
エネルギーが切れたけど時間が無い場合にはスポーツゼリーやスポーツドリンクがオススメです。吸収や消化が早く、素早く栄養補給することができます。これらは常温保存もできるのでストックしておくと何かと使えるでしょう。
またバナナも時間の無い時の補食にもオススメです。消化が早く塩分を体外へ排出してくれるカリウムも豊富に含まれているので、日頃外食が多い方にも良いでしょう。ただしバナナは皮を捨てる必要があり、夏場は皮を放置するとコバエが沸いてしまうことは注意しておきましょう。
注意しておきたいポイントは量を食べすぎないことです。補食はあくまでも補助であり、1日3食の食事では補うことのできない栄養を補給が目的です。そのため本来の食事に支障をきたすことの無いように食べ過ぎないことが肝心です。
胃もたれなども気になる方は補食の主成分などをチェックし、油分の少ない製品をチョイスしてみましょう。油分は前述の通り消化吸収が悪いので主食でも食べすぎないようにすることは健康維持にもつながりますよ。