今では一般的に知られるようになった仮想通貨ですが、種類が非常に豊富です。仮想通貨に興味のある方も、それぞれの通貨にどのような特徴を持つのか、わからない方もたくさんいると思います。
今回は様々な仮想通貨のなかでも、ADAコイン、正式名称エイダコインを紹介していきます。
仮想通貨とは、一言で言うとインターネット上における通貨です。例えばネットゲームの世界では自分のキャラクターがお金を持って、色々な取引を行えますが、仮想通貨はゲームの世界だけでなく、現実の世界で、そして実際のお店で物を購入したり、サービスを受けることができるものです。
具体的には、仮想通貨を持っていればアマゾンや楽天のようなネット通販ショップで決済することができます。実際のお金と同様に欲しい商品を購入することが出来ます。これが仮想通貨の本来の目的になります。
しかし、色々なニュースになり認知されるようになったのは、仮想通貨が投機目的として注目されてきたからです。各社が提供している仮想通貨には基本的には数量制限があります。その通貨を欲しいという需要が高まり、株やFXと同様に価格がどんどん上昇しました。
その結果、有名なビットコインではなんと発売当初の価格から30万倍もの価格になってしまったのです。ここまでの値段がつくと、FXで実際の通貨の売り買いをするのと同様に、投資目的に仮想通貨市場に介入してくる個人投資家や機関投資家が増えてきました。
ADAは略号であり、正式名称はカルダノ・エイダコインと言います。当初はカルダノというネット上のカジノゲームで利用されていたエイダコインが由来です。
2017年10月に一般市場公開された比較的新しい仮想通貨です。市場価値は1000種類以上あるといわれている仮想通貨ランキングの中で7位となっており、新しいわりには注目度の高い通貨です。
2017年度の投資的な価値で言うと、市場価値が100倍に上昇しています。仮想通貨には発行数量に制限があるのですが、ADAは上限枚数が450億円であり、仮想通貨の中でもトップクラスです。
また、ダイダロスという仮想通貨の管理システムを使用しており、通貨の送金を非常にスムーズに行える特徴があります。
そして、スマートコントラクトという仮想通貨上の便利なシステムも利用できます。スマートコントラクトは同じ仮想通貨であるイーサリアムの機能であり、ブロックチェーンという相互に監視する強固な不正防御機能の上に、契約条件や契約内容までを仲介業者を利用せずに取引が行えるシステムです。
仮想通貨の将来性を探る上で重要なポイントは、その利用範囲、汎用性にあると言えます。最も重要な機能であるスマートコントラクト機能を有していることで、政府金融機関や公的機関での取引に使用される可能性も出てきました。
ADAの売買自体は通常の仮想通貨と同じようにインターネット上の取引所で行うのですが、今後は日本のATMでも利用開始される予定ですので、単なる仮想通貨としてではなく実用性の高いものになると思われます。
また、元来がオンラインカジノで利用されていた通貨ですので、今後のオンラインカジノ市場の拡大に伴い利用価値も高くなると思われます。さらに世界最大規模の中国の取引所であるバイナンスへの上場がされ、投機目的としても、仮想通貨の時価総額ランキングの中でも安定して6位から10位を推移しています。
価格変動が激しい仮想通貨の中では比較的安定した通貨と言え、分散投資の対象としても価値のある通貨と言えるでしょう。
このように仮想通貨の中でも安定した価格で推移しているADAエイダコインは、スマートコントラクトという仮想通貨の肝とも言える機能を持ち近年注目を浴びています。今後も将来性を見込める仮想通貨と言え、更に利用者も増えていくことが予想されます。