代表的な仮想通貨としてはビットコンがやはり有名ですが、実は仮想通貨にはビットコイン以外にもたくさんの種類があります。投資をしたことのない初心者からすれば、仮想通貨をはじめようと思ったときに、たくさん種類があってどれを購入すればわからないという方も多いと思います。今回は、国内外に数種類ある仮想通貨について、その特徴などを解説していきたいと思います。
マイナーなものも合わせると国内でも10種類以上の仮想通貨を取引することができます。今回はその中でも代表的なものに関して説明していきます。
1.ビットコイン
世界で初めて登場した仮想通貨で、最もメジャーな通貨です。ブロックチェーンという仮想通貨の取引を成り立たせるための強固なシステムが確立しており、信頼性と地名度ともに高く評価されている仮想通貨です。送金スペードが早く手数料も安いという特徴があり、安全性が高いので利用者は最も多く時価総額は1兆円を超えています。
2.イーサリアム
ビットコインと双璧をなす代表的な仮想通貨で、世界第2位のシェアを持っています。イーサリアムの特徴としては、汎用性が高いことです。証券や債権、商品先物取引や不動産取引までも行うことができ、またその契約情報はブロックチェーンシステムにより強固かつ安全に保存されており信頼性の高い通貨です。
3.リップル
米国巨大IT企業であるGoogleがプロジェクトに参入している仮想通貨です。Googleは、世界最大のシェアを持つ仮想通貨の弱点である、送金のスピードに着目しました。取引をよりスムーズに行いたいというユーザーの要望に答えて、決済速度を向上させることに成功し、世界中の銀行がリップルを利用できるように準備しています。
1.DASH(ダッシュ)
香港の取引所で売買できる仮想通貨です。ダッシュは仮想通貨ではありながら、まるで現金と同様の使い方ができるように作られた通貨です。そのため、決済スピードが非常に早く、ビットコインであれば10分以上かかるような取引でも1から2秒程度で決済することができます。また、仮想通貨のシステムの一つであるマイニングというブロック技術があるのですがその報酬の一部が運営資金にされているため運用が安定していると言えます。
2.Monero(モネロ)
同じく香港の取引所で売買できる仮想通貨です。モネロは匿名性が高いことが特徴的な仮想通貨です。仮想通貨の取引の際には個人的な鍵を利用して安全性を担保しているのですが、モネロでは鍵を複数まとめることで取引に署名するので、取引者の個人特定が困難になっています。しかしこれは逆に、インターネット上で投資や投機の取引を匿名で行えることで、非合法の悪質な取引に利用されてしまう危険性もあると言われています。
3.Zcash(ジーキャッシュ)
シーキャシュもモネロ同様に匿名性の高い仮想通貨の一つです。特徴としてゼロ知識証明法というシステムを利用しています。多くの仮想通貨が使用しているブロックチェーンという安全性を担保するシステムがありますが、これには個人情報も公開されるデメリットがあります。しかしゼロ知識証明法では本人の情報以外に他の情報はなく、取引内容が完全匿名でされるメリットがあるのです。
今回紹介したもの以外にも仮想通貨はたくさん種類があり、数百種類はあると言われています。なぜ、そんなに多くの種類が存在するのでしょうか。
仮想通貨といえばビットコインですが、ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと言います。なぜ多くの仮想通貨が誕生したかというと、ビットコインでは使い勝手が悪いユーザーたちからの要望で、需要に合わせた特徴を持つ仮想通貨が欲しいということで市場のニーズに合わせてたくさんの仮想通貨が誕生して来たのです。
仮想通貨の利用方法としては主に決済がありますが、それぞれにビットコインにはない特徴を備えた仮想通貨があります。例えばビットコインは決済用の仮想通貨ですが、ブロックチェーンという相互間セキュリティシステムを利用することで個人間の取引が可能になっています。逆を言えば、中央集権での管理システムが存在しませんので、メインでしっかり管理をする部門を備えて欲しいというニーズに応えた仮想通貨もあります。
また、ビットコインは決済時間が約10分程度かかると言われています。ここが弱点で、今回紹介したダッシュのように決済スピードに特化した通貨が誕生しました。
今回、国内で扱える仮想通貨、海外で購入可能な仮想通貨について、その代表的なものについて解説してきました。ビットコインだけではなく、多種多様な通貨が存在することで、個々のニーズに合わせたものが必ず見つかると思います。国内国外それぞれの通貨の特徴を理解して、理想の取引条件で仮想通貨を購入しましょう。