日々の医療の現場で忙しくて、体も心もヘトヘト、過酷の仕事から少し離れてほっこりできる癒やしの映画が見たい...。そんなお医者さんにオススメしたい映画があります。
非日常感を味わえるものから、いつかこんなのんびり暮らしをしてみたいと思える映画まで、医師の皆さんにオススメの映画3選をご紹介します!
「かもめ食堂」で有名になった荻上直子監督の作品「めがね」です。この映画のキャッチコピーは「何が自由か、知っている。」都会で忙しく暮らす主人公の女性が、海辺の小さな島でスローライフな日々を送るという映画です。
人々がこの島にやってくる目的は「たそがれる」こと。何もせず、のんびり過ごす、そして「たそがれる」。主人公のタエコも「携帯電話の電波が届かないようなところへ行きたかった」という理由からこの地を訪れます。
日々忙しく、仕事に追われている人や、一度すべてを断ち切って心をリセットしたい人、ゆっくり人生を見つめ直したい人にオススメの映画です。
原作は五十嵐大介さんによるマンガ「リトル・フォレスト」です。橋本愛さん主演で、夏・秋、冬・春の2部作の映画です。一度は都会に出て暮らした主人公いち子は、生まれ故郷の田舎町に帰って自給自足の一人暮らしを始めます。
自分で野菜を育てて、自然の中で山菜を収穫し、すべて自分で料理して食べる。美しい自然、四季の移ろいを肌で感じながら人生を見つめていく。本当の豊かさとは何か、幸せとは何か、生きるとは何か...。これといって派手さのない淡々と進む映画の中から本物の癒しが感じられます。
医師として働く女性が原因不明のパニック障害を患い、それをきっかけに夫の故郷で田舎暮らしを始めるという映画「阿弥陀堂だより」。忙しい都会の生活に疲れた夫婦が、田舎の山の中の暮らしで大切にことに気づいていく物語です。
阿弥陀堂と呼ばれる小さな庵に住む96歳のおうめ婆さんの生き方と、そこから紡がれる言葉には現代人が忘れた何かがたくさん詰まっているように感じられます。心も体も癒されたい方にオススメの映画です。
医師という仕事をしているからこそ、時にはまったく世界が違う映画を見ることで心が癒されるということもあると思います。ストレスがたまりがちな日々から抜け出して、一度人生を見つめ直すという意味でも癒し系やほっこり系の映画をたくさん見ることをオススメします!心がスッキリしてまた明日から頑張ろうと思えます。