日頃のストレス発散に水泳はいかがでしょうか? ダイエットのために水泳をする人はたくさんいますが、水泳のメリットは単に脂肪燃焼やカロリー消費を促すに留まりません。水泳の隠されたメリット、意外な効果についてご紹介していきます。
お風呂に入ったときに「気持ちいい」と感じるのと同じように、プールに入ったときの水の冷たさや、水に浮いているフワフワした感覚は幸せホルモンと呼ばれる脳内物質「セロトニン」を増やしてくれます。冷たい水が苦手な人は温水プールのほうがより気持ちよくなれるでしょう。
水泳でリラックスしたいなら、無理に激しい泳ぎ方をする必要はありません。ただ水中にフワフワと浮いているだけでもリラックス効果があります。泳げない人は浮き輪やボードを使ってのんびり漂うだけでいいのです。
プールの穏やかな波の揺れは「「1/fのゆらぎ」とも呼ばれ、心身ともに大きなリラックス効果をもたらしてくれます。
水中における適度の水圧は筋肉の緊張を緩め、同時に体の血行の流れが良くするので筋肉疲労の回復に効果があります。
また、いつもの仕事でオーバーワーク気味になったり、体がほてったりしたときも、水に入ることで体全体をクールダウンさせてくれます。水泳以外の激しい運動で疲れたり、筋肉の疲労が著しいときにも早期疲労回復として水泳がおすすめです。
疲労回復や体のリラックスを優先するならば、バタフライのような激しい泳ぎ方ではなく、ゆったりリズムのクロールや背泳ぎで泳ぐほうがいいでしょう。泳げない方は水中ウォーキングでも十分に効果があります。
水泳は息継ぎをするリズミカルな有酸素運動です。そのため習慣的に水泳を行うことで心肺機能が強化されるというメリットがあります。心肺機能が強化されると、心疾患や心筋梗塞などの重大な病気の予防効果も発揮します。
また水泳は、つま先まで含めた体全体の血液循環を活性化させるだけでなく、バランスの取れた温度調整を促し風邪の予防にも効くと言われています。
ほかにも、左脳と右脳が刺激されることによる記憶力の向上、忍耐力の向上、ポジティブ性の向上といった面でも効果が期待できます。
水泳は他のスポーツと比べてもケガやトラブルが少ないのが特徴です。ただ、競泳という形になると体にかなりの負担が生じるので、体力に自信がない場合や疲労が強い場合は競泳を避けるようにしましょう。
また、他人の力を必要とせず自分一人で行えること、運動のペースや量も自由に調整できること、本格的な泳ぎでなく水中ウォーキングなどでも効果があること、こうした点も水泳の良さとして挙げられます。
健康維持やリラックス効果が期待できる水泳で、ウェルネスな毎日を送りましょう。