マックスメディカルでは国境なき医師団の活動を応援しています。ここでは国境なき医師団ご了承のもと、活躍する医師のご紹介や近日行なわれる海外派遣スタッフの募集説明会・活動報告会をご案内いたします。
相手の立場に立ち、信頼関係を築くことが活動の鍵:團野 桂 ポジション:内科医 |
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今回の派遣は7回目です。前回派遣のイエメンから2017年12月に帰国後、1ヵ月間の休暇を経てバングラデシュに赴きました。
前回のイエメンは紛争地域で、また3ヵ月という短期間だったため、満足のいく活動が出来ませんでした。イエメンでは、反政府派が占領していた北部地域のプロジェクトに参加するはずでしたが、参加できませんでした。目的地までの移動には、イエメン政府とサウジアラビア軍の許可が必要でしたが、許可が下りなかったからです。最終的には当初の予定になかった、別のプロジェクトに参加することになってしまいました。
MSFの活動はどれもそうですが、新任地に赴任後最初の1ヵ月は、環境に適応することに費やされます。その期間に現地の状況を把握し、スタッフとの人間関係を構築します。また、内科疾患の治療においては、治療の経過を診たり、患者さんとそのご家族に対して健康教育を行ったりするには最低3ヵ月かかると考えます。現地スタッフの育成にも、同じ位時間が必要です。プロジェクトが決まるまでに待機しなければいけない期間もあったため、心残りのある活動となってしまいました。
前回のイエメンの教訓を踏まえて、今回の派遣では、紛争地ではない場所で、3~6ヵ月という長期間での派遣期間を希望しました。
派遣までの間は、年末年始を家族でゆっくり過ごしました。また、MSF以外の組織で、国際保健医療に携わっている方々と交流する機会にも恵まれました。
MSFプロジェクトにおける海外派遣スタッフの役割がより理解できるようになったので、今回のプロジェクトにスムーズに参加できました。また限られた資源の中で医療を行う創意工夫や、これまでの経験から得た、自分自身のストレスを管理する方法などが役に立ちました。
⇒詳細・お申し込みは公式採用サイト「チーム国境なき医師団」をご覧ください。