マックスメディカルでは国境なき医師団の活動を応援しています。ここでは国境なき医師団ご了承のもと、活躍する医師のご紹介や近日行なわれる海外派遣スタッフの募集説明会・活動報告会をご案内いたします。
外科医としての技術も向上 現場でできるベストをつくす:大田 修平 ポジション:外科医 |
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前回、パキスタンでの初回派遣が非常にやりがいがあり、仕事として楽しめたため、また参加しようと思っていました。以前の職場は人手不足でMSFの派遣に行けなくなったため、退職しました。長期に仕事を離れる機会だったため、熱帯医学を学びに海外留学し、その後は離島医療に携わっていました。派遣に行くことを条件に、離島の病院から大阪の病院へ移り、MSFの現場でのポジションを探してもらいました。
前回の派遣で英語力が足りないと思い、熱帯医学の勉強も兼ねてタイに半年間留学しました。もともと口数が多くないため、そこまで向上はしませんでした(笑)。帰国後は離島の病院で勤務しました。小規模病院のメリットを生かし、外科の手術だけでなく、帝王切開や、整形外科、脳外科の手術にも参加するようにしていました。英語もスカイプ英会話で継続的に練習していました。日本では外傷手術をする機会が少ないため、教科書などで再確認したりしました。
離島では自分ひとりで手術していたので、それもいい準備になったと思います。数百キロ四方が海に囲まれており、島の外からは誰もすぐには来られません。自分以外に外科医がいない状況で手術をすることは、MSFでの活動に通じるものがあると思います。
パキスタンの派遣では毎日のように帝王切開を行っていましたが、今回、イラクでは機会がありませんでした。骨折の症例は前回も今回も多く、これまでの経験が役に立ちました。日本ではほとんど手術で内固定を行います。高い清潔野が求められるため、MSFの現場では内固定はできません。手術室で麻酔をかけ、整復を行い、ギブス固定をするという流れでした。
宿舎では、いろいろな国からの外国人派遣スタッフとの共同生活でしたが、文化の違いなども特に抵抗なく受け入れることができました。
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