マックスメディカルでは国境なき医師団の活動を応援しています。ここでは国境なき医師団ご了承のもと、活躍する医師のご紹介や近日行なわれる海外派遣スタッフの募集説明会・活動報告会をご案内いたします。
高校時代からの夢を実現 初参加で「医師としても成長できた」:空野 すみれ ポジション:産婦人科医 |
![]() |
高校生の頃に、国境なき医師団(MSF)について知りました。中学3年生の時にイラク戦争が始まり、たくさんの人が爆弾で毎日亡くなる報道を目にしてとても衝撃を受けました。そんな時、英語の教科書を通じて、MSFについて初めて知りました。教科書では、産婦人科医の文章が紹介されていました。「私も、将来こういうことをやりたい」と思い、医師を志しました。それ以来、国境なき医師団に参加することは長年の夢でした。大学のはじめから、産婦人科は意識をしていましたが、MSFを知るきっかけになった貫戸朋子先生が産婦人科医だったこと、初期研修医時代の患者さん・恩師との出会いがあり、産婦人科医になりました。
語学の準備には、学生時代から力を入れてきました。大学時代に、留学生と交流するサークル活動に入っていました。来日する留学生が日本で生活できるよう、役所や金融機関での手続きの手伝いや、日用品を集めたバザーやウェルカムパーティーを開いていました。モンゴル、中国、韓国、インドネシア、フィリピン、イラン、コンゴ、ヨーロッパなど、世界中からの留学生に出会いました。私は彼らにとって、「日本に来て初めて出会った日本人」として、仲良くなることが多かったです。また、ここでの活動で、英語の力を身につけられたと思います。働きだしてからも、毎日、英語のラジオニュースを聞くように心がけていました。
また、医師2年目の頃からMSFの説明会に参加し、情報収集をしてきました。そこで、実際に産婦人科の先生から、どれくらいの技能があれば現地で仕事ができるのかを教えてもらいました。医師になって4年目の秋には、外科産婦人科講習に参加しました。現実的に、あとどれくらいで応募しようか考えていた頃でした。参加を目指して、技術を磨こうと、日本国内でトレーニングをしてきました。
初期研修2年間の後、市中病院の産婦人科で臨床経験を積みました。産婦人科での臨床経験はもちろんのこと、南スーダンでは内科的合併症のある妊産婦を見る機会が多く、初期研修で学んだ内科的知識、身体診察や腹部や血管超音波なども役に立ちました。
⇒詳細・お申し込みは公式採用サイト「チーム国境なき医師団」をご覧ください。