医療保険といえば、どこに加入しても大きく変わらないと考えている方も多いのではないでしょうか。
近年、実年齢ではなく健康年齢によって保険料が変わる画期的なサービスを提供する保険会社が出てきました。健康に対する意識が高まる可能性のある保険として注目されています。
2016年12月より、りそなグループとネオファースト生命保険株式会社では新医療保険として「カラダ革命」の取り扱いがスタートしました。
カラダ革命では健康診断の結果に基づき「健康年齢」を算出し、それによって保険料が決定されます。同じ年齢でも、より健康的な人では保険料が安くなるという従来の医療保険とは異なるサービスが特徴的です。近年は、老若男女問わず健康志向が高まってきているため、そうした流れを踏まえた保険といえます。
年を重ねるほど、年齢というよりは個人によって健康状態には差が出てくることを実感できる方も多いのではないでしょうか。実年齢によってただ一律の管理を行うのではなく、個別に状態に応じた保険料が決まるというのは画期的な方法といえます。
保険といえば、従来は万一に備えて加入しておくものという位置付けだったのではないでしょうか。実年齢ではなく健康年齢で保険料が決まる新医療保険「カラダ革命」が始まったことにより、保険によって健康増進へのモチベーションが高まることが期待されます。
健康管理をしっかり行うことで病気のリスクが下がるというメリットがあるだけでなく、保険料(=お金)がかからなくなるという報酬は、多かれ少なかれ人間の心理に働きかけるものがあるのではないでしょうか。
月あたりの金額では大きな額にならなくても1年、10年と長期的なスパンで見ていくと、国内のちょっとした旅行に行けるほどの金額を節約することができるケースもあるでしょう。健康的でいることでお金をセーブできるのなら、お得であると感じる人も少なくありません。
健康に対する意識が高く、コツコツ節約するのが得意な人は、自分にメリットがあるこうした医療保険に切り替える人も出てくるでしょう。
自分の実年齢はどんなに努力しても変えることができませんが、健康年齢であれば生活習慣を意識することで若返る可能性があります。健康でありたいとは誰しもが願うことですが、新しいタイプの保険によって一層健康づくりに励む人も出てくるかもしれません。新しいタイプの健康増進といっても過言ではありません。
既に同世代よりは健康で若々しい方だと感じている人は「カラダ革命」のような保険を選択するケースも出てくることが予想されます。あまり健康には自信がなくても、健康への意識を高めるためにあえて加入するということも起こりうるでしょう。
「カラダ革命」で給付金が出る対象となるのは、7大生活習慣病です。がん、心・血管疾患、脳血管疾患、腎疾患、肝疾患、糖尿病、高血圧性疾患の7つが設定されています。かかるリスクの高い生活習慣病が給付の対象となるため、万一の際も安心できるでしょう。
入院一時給付金は、保険の払込期間が3年で100万円であり、年に1回まで受け取ることができます。通算では10回まで受け取ることができるなど、いざというときに備えることができる保険です。これまであまり医療保険にはこだわりがなかったという人は、この機会に保険を見直してみるということも良いかもしれません。
これまでにはない新しいタイプの医療保険では、従来とは違った視点からの健康増進が実現できる可能性があります。
自分の健康状態に自信がある人は、こうしたタイプの医療保険に加入するという選択肢も積極的に取り入れていきたいところです。