医師が転職を行うにあたり、様々な転職活動を行われることと思いますが、昨今では医師転職の際にも「一般的なビジネスマナー」等が重視される傾向が強くなってきています。
縁故による雇用等であれば、このような手間を省くことも可能かもしれませんが、医師転職サイトを利用する際や、直接医療機関に応募する際には、やはり一般的な履歴書、職務経歴書の用意や、スーツあるいはビジネスマナーに準じる服装(ジャケット等)などが求められます。
このようなビジネスマナーについて既に十分ご存じの方であれば問題はないのでしょうが、中には一昔前の感覚で転職活動を行ってしまう医師の方もいらっしゃると聞きます。そこで、今回は「実はどうしたらいいのか分からず悩んでいる」医師の皆さまに向けて、面接対策のポイントをご紹介してまいりたいと思います。
履歴書、職務経歴書はいわゆる「あなたのプロフィール、自己紹介」となります。実際の面接では、面接官と相対し、様々なことを話すことになると思いますが、履歴書や職務経歴書は事前選考に使われることも少なくありません。つまり、もし応募先に複数医師が集中しているような場合には書類選考の段階で落とされてしまうことも、やはりあるのです。
そこで気をつけて頂きたいのが、履歴書等の書き方です。最低限押さえて頂きたいポイントに関しては、以下に簡単ながら列挙させていただきます。
面接に向け、もっとも必要なことは「客観的に見た自己評価」です。ご自身が歩まれてきた経歴、実績やスキルなど、思い浮かぶ内容は多岐に渡ると思いますが、ここで大切なのは「客観的に見ても分かりやすい形にまとめること」です。自身のアピールポイントを相手に伝えるためにも、できるだけ正確な分析、自己評価を行うことが重要です。
もし、ご自身だけで自己分析を行うことが難しいようであれば、医師転職サイト等のコンサルタントに相談してみるのも、一つの手かもしれません。
いざ、面接当日になると、やはり気をつけて頂きたいポイントがあります。面接までの準備も入念にしておく必要がありますが、当日には当日の大切にして頂きたい部分がありますので、その要点を簡単にお伝えしたいと思います。いずれも、主に面接官に"どのような印象を与えることになるのか"を意識した内容ばかりとなっていますので、ぜひ一度ご確認いただければと思います。
清潔感があるか(髪を整えているか、服装はしわくちゃではないか、靴は汚れていないか等) ビジネススタイルに準じた服装をしているか(ジャケット、シャツ、スーツ等) 面接の10分前には現地に到着していること どのような質問があっても、悩まず声を張ってハキハキと回答した方が印象は良くなります 基本的にネガティブに取られるような回答は避け、ポジティブな回答をこころがける 回答の内容も大切ですが、面接では人柄が観察されています。人当たりの良さに注意したい所です
以上、いかがでしたでしょうか。転職活動に慣れていない医師の方にとっては、面接前の準備、当日の準備は難しく、慌ただしく感じるかもしれませんが、あまり気負いする必要はありません。明るく、コミュニケーション力があると見られるような振る舞いに心がけて頂ければ、まず問題はないでしょう。
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ZY 検査技師として医療機関に勤務。代替医療、食事療法を中心に学んだ経験を活かし、健康をテーマにした内容を広めるべく様々な活動を行っています。食、医療に関しての関心が強く、ライターとして活躍させて頂いております。 |